公益社団法人江刺青年会議所2017年度理事長所信

 

第48代理事長候補者 家子 佳浩

所 信

生きるとは何か。それは選択の連続。
死とは何か。それは選択することを終えること。
幸福とは何か。それは選択肢が多いこと。
不幸とは何か。それは選択肢が少ないこと。
自由とは何か。それは選択できること。
不自由とは何か。それは選択できないこと。
責任とは何か。それは選択したならば他人のせいにしないこと。
無責任とは何か。それは選択したことを他人のせいにすること。
何をどう選択しこの青年会議所に籍を置いていますか。
明るい豊かな社会創造のために何をどう選択しますか。
青年会議所で過ごす時間はより良い選択肢を増やすために多くの知識や経験を積むに相応しい場所であると確信しています。自分と向き合い、人と向き合い、選択することが出来る幸せと責任を理解した時、今より一歩前に進んだ自分と出会えるはずです。その繰り返しこそが修練であり友情を育むに必要な精神だと私は考えます。

 

 

< 我々は能動者である>
「変革の能動者たらんとする青年として」この一文は第二期JC宣言の一文であります。能動者とは「他からの働きかけを受けずに動くこと」、つまりは現在のJC宣言の一文「率先して行動する」と同意であり、青年会議所会員にとって変わらない運動の精神です。
我々青年は青年会議所だけでなく、自らをとりまくあらゆる環境の中において能動者となるべく常に成長を続けなくてはなりません。
では、その成長とは何か。何を持って自らが成長したと思うのでしょうか。皆さんはこの問いにどう答えますか。私が思う成長とは周りの人の言動行動がより良く変化した時に実感できるものだと考えます。
その変化をもたらす為に必要な事は、誰かに何かを期待するのではなく、自らを知り行
動を変えることから始めなければなりません。それこそが能動者としてのスタートラインに立ったことを意味し、成長に関わる全ての事象の起因となるのです。
この根源的な考えに立ち戻り、人が成長し行動を喚起する場を生みだしていきます。

 

 

<集うべき場所はここにある>
青年会議所にいる価値は自らが創り出すのです。誰かが創るものだと思ってはならないのです。その事をまずは現会員が肝に銘じることです。その考えに至らない限り、仲間を集うなど意味のないことです。自らを成長させる場所はここにある。そう実感できる経験を一つでも多く持った者のみが人に伝える力を身に付けることができるのです。

 

 

<実現に導く力>
継続事業One Loveフェスタは「自分たちのまちは自分たちでつくる」を合言葉に、このまちに住む人が、まちの未来を考え立ち上がり、自らが事業を企画実施出来る環境として存在します。
私たちの役目は共に行動を起こす市民と手を結びフェスタ創始の理念のもと運動を推進することです。そのために必要なのは、私たち以外にも自らのまちの将来を憂い行動する人との出会いの場を創出することです。
その出会いから生み出される思いを形にする役割を私たち青年会議所がOne Loveフェスタという箱を使い実現するのです。

 

 

<青少年育成事業>
継続事業One Loveタウンは、東日本大震災の翌年2012年に産声を上げ、2016年度まで計5回を江刺青年会議所が主催してきました。
第6回目となる今年はこれまでとは違い、胆江地区の仲間と共に創り上げる年となります。この意義は今までよりも多くの地域の子供が参加出来る機会とすることであり、また体験できる職業の増加も期待でき、より一層魅力ある事業となることが考えられます。
しかしながら、もの凄いスピードで技術革新が起きている現代社会において、いま現実に存在する仕事だけを伝えることには違和感を持ちます。
子供たちが住み暮らす未来の社会環境を見据えた上で伝えなければならないことがあるのかもしれません。伝え残すべきものと社会の変化に対応した郷土を未来のために残すことを考えなくてはなりません。
その中において「こどもだけの国」というコンセプトを再検証し、単に現実社会を擬似体験させることではなく、見た事のない世界や夢や希望を子供たちが体現できる環境を創
出することを考えていきます。

 

 

<青年会議所の担いとは>
1970年9月6日、全国で453番目の青年会議所として誕生した江刺青年会議所は「過疎からの脱却」を合言葉に歩み始めました。
青年会議所は「個人の修練」「社会への奉仕」「世界との友情」の三信条を基本に「明るい豊かな社会」実現のために存在しています。
この事を江刺に置き換えて考え実践していくのが江刺青年会議所としての運動であり、自分が住み暮らすまちにとって「明るい豊かな社会」を創造していくのがLOM=各地青年会議所としての大きな担いといえるでしょう。
しかしながら三信条にもある「世界との友情」や、綱領にも「国家的、国際的な役割を自覚し」とあり、JCI CREEDには「That service to humanity is the best work of life=人類への奉仕が人生最良の仕事である」と記載されていて、私たちも唱和をしてきたはずです。つまり私たちはまちの将来を憂い、志を同じくする会員一人ひとり=JAYCEEの力を合わせ「明るい豊かな社会の実現」を目指す江刺青年会議所=江刺JCに集っているはずですが、本来はJCI「国際青年会議所」の一員=NOM(National Organization Member)として日本青年会議所があり、その日本青年会議所を支えているのは各地区協議会、各ブロック協議会であり、それぞれの協議会は各地青年会議所の会員が出向し運営にあたっているのです。その事を理解したうえで考えてみれば何のために江刺JCに所属し活動しているのかは見つめ直す必要があるのではないでしょうか。簡単に言えば自分さえ良ければいいという団体ではないという事です。まずは目の前にある課題の克服を考えるのが先決でしょう。しかし国際的な責任を自覚した上での思想と行動なのでしょうか。私たちは青年会議所なのです。日本という国の行く末を傍観する集団であってはならないのです。学ぶべきことは視野を広げればまだまだあります。グローバルな視点に立ち考える事は青年会議所としてだけではなく企業の成長に寄与するものであれば今の時代必要な事です。
青年会議所の会員として、市→県→東北→日本→アジア→世界を体感できる多くの各大会に参加し見識を広げる機会を享受できる環境にあることを自覚していただきたい。
学び取る姿勢があれば無駄なことなどない。無駄になるのはそこに向かう自分自身の姿勢が問題なのです。青年会議所の担いのひとつとして様々な機会を活かし体感することの大切さを理解していただきたい。

 

 

<青年会議所だからこそ>
生きるとは選択の連続であり、選択したことを他人のせいにしないことを責任と定義しました。では責任を持って選択したその先には何があるのでしょうか。それは目的を達成するための選択としてベストであったかどうかの判断がまっているということです。
人生において安易な選択も、苦渋の決断もあったでしょう。その結果何が起きましたか。その答えは会員一人ひとり違うはずですが、同じなのはベストかバットかという結果です。
取り返しのつかない選択もあったかもしれません。大切な何かを失ったかもしれません。
生きていく上でそんな経験は悔やんでも悔やみきれないでしょう。
でも青年会議所だからこそ目的を持って果敢に選択をしてほしい。それは青年会議所においては選択の結果を享受することが修練の場として成り立つからです。そして修練の最中にこそ友情を育む機会があり、仲間と共に力を合わせることで社会への奉仕ができるのです。